10ヶ月目の神奈川

早くも神奈川へ来て10ヶ月が経ちました。コロナのこともあり、職場と自宅の往復の日々。
札幌にいる頃はもっとたくさんやりたいこと、行きたいところ、逢いたい人がいたはずなのですがそれは殆どできてません。まあ、急がなくてもそのうちやれることはやれるでしょう。そうならないものはまあ流れに任せるとしましょう。



2月からのお仕事は意外とまだ続いてます。下積み仕事ですが、こちらの方が向いてましたね。
前に時給と役職どちらとるのか？と言われて役職取った人間なのですが、時給にすればよかった。それは役職選んだ果てに得られた知見なのでしょう。だからよし。
前はもう仕事なんてもうしない、自分の人生を大事にするんだと心に決めてました。仕事にやりがいなど絶対に求めないぜ、自分を生きるんだと思ってましたが、とはいえ苦し紛れに仕事と向き合っていたらあるところを越えたら楽しく思えてきた。後ろ向きに仕事してると苦痛でしかないのですが、そこそこ本気出しているとゾーンに入るというか、コントロールできている感からある種の充実感みたいなものがでてきます。仕事の報酬は仕事だとか、野球のストレスは野球でしか解消できない、とかいうのですね。やりすぎるとやりがい搾取、みたいな苦しいところに行ってしまうのですが、仕事が苦しいと思ってるうちはそこから先には進めない気がします。
そう思えるのは、やっぱり東京、首都圏というところが圧倒的に仕事に特化した場所だからなんでしょうね。



でもね不思議なのは、休みの日でさえ仕事に行ってもいいかなくらいの気持ちではあります。
これは札幌ではすっかりなかった。東京で仕事していたときは当たり前にあった気持ちでしたが、どこに行ってしまったんだろうとずっと思ってました。札幌でそれを口にしたら、ふふと何とも嬉しそうな、してやったりという顔をされて人間不信が１０倍くらいになったこともあった。
なんだったんだろう、あの仕事したら負けみたいな。上司にゴマすって取り入った人だけが上に残ってる世界。まあ別世界なんだろうな。
空しさ、理不尽さ、怒り、なげき、ため息、そんなことに費やす時間が少ないほうがいいよね。自然が多くて人から羨ましがられるような環境でも、それがない環境の方が自分には幸せだなあ。
10ヶ月目の私は、故郷の近くのこの場所でそんな風に思いながら生きております。